スターターは、#3 テーブス、#75 小酒部、#23 メインデル、#22 ロシター、#77 グダイティス。1Q、#75 小酒部の積極的なアタックで先攻。オフェンスリバウンドにも食らいつき#77 グダイティスのバスケットカウントなどで流れを掴みかけるが、相手も激しいディフェンスをみせターンオーバーも重なり3点ビハインドで2Qへ。2Q、両者譲らない激しい展開は続く。波に乗り切れない中でも、#9 安藤が果敢なドライブでAND1を獲得すれば相手も連続3ポイントを決め切り、最大9点差のビハインドを負う。オフィシャルタイムアウト前に#22 ロシターがAND1で流れを断ち切り、持ち直すが、再び相手の激しいディフェンスの前にターンオーバーが続いてしまい、流れを掴めない。#23 メインデルの3ポイント、#77 グダイティスの力強いインサイドやFTなどで追いすがり、何とか3点ビハインドに持ち堪えて前半を折り返す。3Q、開始早々8-0のランで逆転するが、相手もやり返して同点となり一進一退の攻防が続く。果敢にボールにダイブして流れを引き寄せたいが、一時は流れが相手に傾きかける。執念のディフェンスで踏ん張り最終Qへ。4Q、#11 サイズが先制点をあげるが、相手もすぐに決め返し、2点差・4点差を往来、意地がぶつかり合う攻防が続く。OTO明けについに6点のリードを許すが、スティールから#22 ロシターが走り、FTを決めて再び4点差、#75 小酒部が激しいディフェンスでターンオーバーを誘うと、#22 ロシターが決めて2点差まで詰め寄る。しかし、残り2分半、相手も勝負強くショットを沈め再び4点差を追いかける厳しい展開に。1ポゼッションを凌ぎ、残り1分4秒、#75 小酒部がファウルを受けながらも執念で3ポイントを沈める劇的な4点プレーで同点に追いつく。その後相手にフリースロー1本を沈められてしまう。最後のショットがリングに吸い込まれることはなく、僅かに1点及ばず終了のブザーが鳴った。
デイニアス・アドマイティスHC
残念な結果となり非常に悔しいです。選手たちはよく戦ったと感じています。この第3戦もクロスゲームとなりましたが、選手は今までしてきたすべての努力を出し切ったと思います。試合の中ではリバウンドを取られ、ターンオーバーを繰り返す場面が、かなり多くありました。残酷なものですが、勝負ですのでどちらかは勝ち、どちらかは負けてしまいます。ですが、チーム・選手・コート上に立っていた5人全員が最後まであきらめずプレーしたことを、私は誇りに思っています。 試合前にチームに話したことは、試合が終わったあとに全てを出し切ったという気持ちにならなければいけないということです。勝敗にかかわらず、ベストを出し切って後悔をしないことを伝えました。試合結果としては負けてしまって、もちろん気持ち的にも悔しいですし、中には涙を流す選手・スタッフもいました。一番大事なことは全てを出し切ったこと、クラブのために、ファンの皆さんのためにコート上で全てを出し切ったことです。最後のロッカールームで伝えたことはこの今の瞬間の気持ちを忘れないということです。最後まであきらめない姿勢・気持ち、もちろんその中で良いときもあれば悪いときもあります。今日の試合は負けてしまいましたが、今後のバスケット人生、それとバスケット人生を終えたあとの人生そのものの教訓にして、選手としても人間的にも成長していってほしいと伝えました。 最後にファンの皆さん、チームをサポートしてくださった全ての皆さんに感謝を伝えたいです。ありがとうございました。