【WE STORIES】vol.5 ラネット「この時のためにアルバルク東京を、バスケをサポートしてきた」
オフィシャルパートナーのみなさまに、アルバルク東京のパートナーとしての活動やその狙い、込められた想いなどをお伺いし、インタビュー形式でご紹介する「WE STORIES」。第5回は株式会社ラネットさまです。今回は第1事業本部 本部長の普川 真行さまにお話をうかがいました。
ーまず初めに事業内容を教えてください。
普川:我々ラネットは「モバイル通信で新しい“ワクワク”を生み出し、人と未来をつなぐ「架け橋」となる」というビジョンを掲げ、それを実現するためにさまざまなビジネスや取り組みをしています。
具体的な事業としては主に通信会社の代理店業を行っております。皆さんも見かけたことがあるような家電量販店での携帯電話販売や街中にある携帯電話のキャリアショップの運営をしています。
また最近では自社の新規事業としてVRゴーグルの取り扱いやコンテンツ制作、AI防犯カメラの販売にも着手しています。
以前BリーグがVRコンテンツを出した時はそれを体感できるような企画も行いました。
今後はそういったコンテンツを我々の会社で制作できるようにしていきたいと考えています。
ー2017-18シーズンからアルバルク東京をスポンサードしていただいていますが、なぜバスケットボールに注目したのでしょうか?
普川:私自身がもともとバスケットボールを学生時代にやっていて大好きでした。7年前、いよいよ統一した国内プロリーグができるとなった時は既に私は40歳になっていましたがとにかく興奮したのを覚えています。
しかもそのプロリーグでメインスポンサーを務めるのが、私が当時担当していたソフトバンクさんでこのチャンスに絶対にBリーグに関わりたいと想いました。
我々世代はJリーグ開幕の熱狂や興奮、華やかさを肌で感じていて、プロリーグができるインパクトの大きさを知っています。
それが自分の好きな競技で起こるというのは一生に一度あるかないかですからね。いよいよ来たなと。
開幕戦のアルバルク東京対琉球ゴールデンキングスはチケットを買って観戦して、最高に興奮しました。
ー具体的にはどのように関わっていったのでしょうか?
普川:リーグを盛り上げるためにはやはり観る人を増やさなければいけないと思ったので、当時中継を受け持っていたスポナビライブの加入促進をお手伝いするところから始めました。
一番大きかったのはやはりBリーグのスポンサーにソフトバンクが入り、全てスマートフォンを絡める施策を打ち出したことで弊社の事業内容とうまくマッチしたことです。
まだ紙のチケットが主流の中「B.スマチケ」をいち早く導入し、ライブ配信で試合を流してそれをスマートフォンで観られるようにしました。
つまり私個人の思いと会社の事業内容と、ソフトバンクがBリーグのスポンサーをやったこと、その全てがぴったり合って関わることができています。
ー普川さんご自身が社内でそういったことを推進できる立場になっていたことも大きいですね。
普川:その通りです。Bリーグ初年度はソフトバンクさんの新しいサービスであるスポナビライブを代理店として広める役割があったので何の迷いもなく施策を実行できたのですが、2年目からアルバルク東京のパートナーになるという時は大義名分が必要でした。
でもこれもすごい巡り合わせで、東京五輪に向けた改修のためにホームアリーナが代々木第二体育館からアリーナ立川立飛に移ったんです。
弊社は立川でソフトバンクショップを2店舗運営しており、地域密着の観点で近隣のお客様と、アルバルク東京を通して接点を持つのはすごく意味があるということで、パートナーになる話を社長に提案し、サポートすることが決まりました。
ーここに至るまで社内を説得するには苦労もあったのではないでしょうか?
普川:社内でパートナーをすることに本当に価値があるのかという質問をよく受けてきました。リーグもチームも新しくなったばかりで誰も定量的な価値は分かりませんし、スポーツニュースにも出てこないですからね。
効果が測りづらいので継続させるための努力というか社内での説明は結構大変です。
ただマインドとして中小企業から大企業に成長しようとする過程の中で、こういった活動も非常に重要だと経営陣の皆さんには理解していただいています。
最近は商談でも話題に挙げてもらう機会が増えてますしね。アルバルク東京のファンではなくても、地元のBリーグのチームを応援しているといった話が出たりもします。
最初の頃必死に頑張っていたのはパートナーの特典のチケットが来たら、社員に一回観に行ってもらう活動でした。
みんなで試合を応援しに行って終わったら、先ほどまで試合をしていたコートに降りて、林社長と一緒にバスケットボールをさせていただいたこともあります。
というのも一回来てもらえれば魅力を感じてもらえると思っていたからです。そのおかげで社内でもバスケットボールにハマる人が出てきて、特に女性は推し選手ができたりしました。
ーパートナーになって感じているメリットを教えてください。
普川:ラネットは他のパートナーと比べて大企業ではありません。歴史も浅いです。
そんな発展途上のうちのような会社でもプロスポーツクラブのパートナーになれるということを社員たちと共有できている点が大きいと感じています。
今まではある意味利益度外視というか、慈善的にパートナー投資を行うということに踏み込めずにいました。
でもアルバルク東京へのパートナーをきっかけに会社としての成長を実感でき、社員に大きな影響を与えていると思います。その点が他のパートナーと一番大きく違うところかもしれないですね。
ーアルバルク東京の魅力を教えてください。
普川:アルバルク東京からはBリーグを代表するチームの1つとしての気概というか、1年目から熱量を一番感じていました。スポナビライブでお手伝いしているときも、リーグで絶対強くトップを狙い続けるチームであろうとするプライドが伝わってきました。
一方で我々のような大きくない会社とも、一緒に盛り上げていきたい。企業スポーツから脱却し、地域密着をともにやっていきたいという温かく熱い思いを出してくれたんです。
これはアルバルク東京にしかない部分です。
常に代表選手を抱えているというところで自分のチームだけではなく、日本を強くする役割を担っているという目線を持っているのもすごく魅力でした。
それがずっと続いていって今回の日本代表の盛り上がりに繋がっていると思います。
代表が勝てない時代もアルバルク東京は強化をし続け、選手を輩出し、吉井裕鷹選手の活躍もあって日本代表が結果を出しました。
そこに絶対的にアルバルク東京の貢献度はあると思っています。
ー現在スポンサーとして会場前のモニュメントを設置していますが、施策はどのように決めているのでしょうか。
普川:施策を考える上で軸が2つあって、1つはお客様が試合会場に行ったときに楽しかったと思える場所づくりに貢献したいということ。もう一つは子どもを含めた若年層が試合会場に行くきっかけづくりをすることです。
この2つのどちらかには引っかかるようにしたいなと思っています。
モニュメントは観戦に行った思い出を残すフォトスポットになればと設置しました。
ーもう一つは選手を絡めた採用向けコンテンツの発信を行っています。若手社員と同年代の選手の対談を過去2回掲載していますが、その狙いを教えてください。
普川:我々は平均年齢が非常に若い会社で、特に大卒入社すると最初の3年でショップの店長などの役職者を目指します。他の同業に比べても若いうちから挑戦するというところを企業文化としては重要視しています。
そういった部分をアルバルク東京の若い選手の活躍と重ねて会話する機会ができると我々も得られるものがあるかもしれないと考え、活躍している若手社員との対談企画を行うことにしました。
同年代なので逆に選手から見ても一般企業で活躍する人間から何か刺激になればとも思っています。全く違った人生を歩む若者同士の交流が何を生むのか楽しみですし、さらなるモチベーションに繋げてもらいたいですね。
特に2回目の対談で吉井選手と話した社員は今回の日本代表の活躍を見て、大興奮しているようで家族にも自慢しているようです。
吉井選手の対談の時はちょうどまさに今回のメンバーに残れるかどうかの時期で、チームの中での立ち位置と代表活動の間で考えていることを深掘りして聞けてよかったです。
この企画は採用活動でもうまく活用できていて、特に体育会系の学生向けの説明会でアルバルク東京のパートナーをしていると話すと興味を持ってもらいやすいです。
さらに選手との対談は若手のうちに目指す場所として分かりやすく、憧れのコンテンツになっているようです。
ALVARK×RANET CROSSTALK
https://www.ranet.co.jp/recruit/crosstalk/
ー今回の日本代表の躍進はいい形で影響が増していくことを期待したいですね。
普川:正直今後パートナーメリットの説明がいらなくなるのではないかと思うぐらい、今回の日本代表にアルバルク東京の選手がいる説得力は強いものがあると考えています。
やはり代表が強くなるということが国内プロスポーツにとっては本当に大きいと今回実感しました。
社内でも「普川さん、代表の試合観ましたよ」と声をかけられることが本当に増えて、今まで観てなかった人も関心を持ってくれているんです。この変化は本当に嬉しかったですね。
今シーズンは集客も間違いなく増えると思うのでパートナーをやっていることの価値がどう変化していくのかが楽しみでしょうがないですね。今まで積み重ねてきた小さな努力が一気に報われる大きな波が来たと感じています。
今までコロナ禍も含めて何度もパートナーでいることに意味があるのか、揺らいできたので。この時のためにアルバルク東京を、バスケをサポートしてきたんだと。いずれ来るバスケットボールブームを夢見てきて、今年は勝負の年です。
ー最後にラネットさんとしての今後の展望を教えてください。
普川:中小規模でも予算面ではパートナーになれる企業はもっとあるはずですが、我々がそうであったようにリターンが見えず、一歩踏み出せずにいる会社もあると思います。ならばどういう効果が期待できるのか、前例をラネットが作って伝えていけたらいいですね。
もっとアルバルク東京のパートナーに知らない企業名がたくさん並ぶようになったら面白いなと。ラネットはその代表格でいたいです。
施策としては子どもたちに向けた取り組み、特に小学生に向けた活動をしていきたいです。
これからスマートフォンを持ち始める世代に向けて今も安全にスマホを使うための教室を学校で開いて回っているのですが、こうしたCSR活動をアルバルク東京さんも絡めてやっていけたらと思っています。
そしてアルバルク東京のことがどこよりも好きなパートナーであり続けたいと思っています。
アルバルク東京、大好きです!
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