#7 正中岳城選手引退のご報告
この度、#7 正中岳城選手が2019-20シーズンをもって現役を引退することとなりましたのでご報告いたします。
正中選手は、大学卒業後の2007年にアルバルク東京の前身であるトヨタ自動車アルバルクに入団。2010-11シーズンから今季まで長きに渡ってキャプテンを務め、どのような状況においても常にチームを牽引し、数多くのタイトルをクラブにもたらしてくれました。
弊クラブでは、正中選手の功績を称え引退を記念するセレモニー等を検討しております。新型コロナウイルス感染症の対策等を鑑みながら、実施の詳細は今後決定してまいりますので、あらためてお知らせいたします。
なお、正中選手は7月1日付でトヨタ自動車に復職し、業務を行ってまいります。
◆正中 岳城選手プロフィール
生年月日:1984年9月15日 出身地:兵庫県出身校:青山学院大学
プロフィール詳細はこちら
https://www.alvark-tokyo.jp/team/players/detail/id=7959?PlayerID=9029
◆日本代表実績
2007年 第24回ユニバーシアード競技大会(バンコク) 4位
2009年 第25回FIBA ASIA 男子バスケットボール選手権大会(中国) 10位
2009年 第5回東アジア競技大会(香港)3位
2011年 第26回FIBA ASIA 男子バスケットボール選手権大会(中国) 7位
2014年 第5回FIBA AISA CUP(中国) 6位
◆個人成績
◆過去写真
※ルーキーシーズン
※JBL時代
※NBL時代
※今シーズン
◆正中選手コメント
アルバルク東京の背番号7番・正中岳城です。この度、2019-2020シーズンをもって引退することを決断いたしました。
2007年に当時のトヨタ自動車男子バスケットボール部であるトヨタ自動車アルバルクに入団して以降、JBLで6シーズン、NBLで3シーズン、Bリーグで4シーズンをこのアルバルク東京においてプレーする機会に恵まれ、毎シーズンをかけがえのないシーズンとして皆様と一体となって戦い、多くの時間をともにできたことに対し、感謝申し上げたいと思います。
そして、アルバルク東京のファン・ブースター、地域の皆様、スポンサーやサプライヤーの皆様、運営に関わる皆様、トヨタ自動車の皆様、そして、クラブ関係者、チームスタッフ・コーチ・チームメイトとともに素晴らしい瞬間をともにし、誇りに思えるプロセスに関わることで、生涯において忘れることのできない時間と関係を皆様と築くことができました。
特別な選手ではありませんでしたが、皆様の応援やサポート、このクラブ・チームへの思いにどの様な形であっても応えたいと、私なりにこの競技とこのチーム、自分に与えられた役割に対して一生懸命に向き合うことを原動力として、これまで全力でプレーすることに努めてきました。
その結果、今日までアルバルク東京の一員として選手を全うし、差し出せるものはもう何もないと思えるくらいに選手としてやりきることができました。望むべきチャレンジと尊い機会、そして、素晴らしい出会いにあふれた誇らしい時間を与えていただき、本当にありがとうございました。
これから、リーグ開幕の時期が来ればワクワクし、チャンピオンシップの時期が近づけばソワソワする、そんな良き余韻を自分の中に見つけながら、未来においてまたバスケの現場に関わることを一つの望みとして、次なるステージでのチャレンジに向かいたいと思います。
正中 岳城
◆林 邦彦社長コメント
岳!!トヨタ自動車男子バスケットボール部からアルバルク東京にかけて13年間の現役生活お疲れさまでした。
常に優勝を期待され大きな重圧がかかるチームでトヨタ自動車時代からB.LEAGUE2019₋20シーズンにかけて10年間の長きに亘りキャプテンとしてチームの為に何が必要かを冷静に考え、下支えをし、問題が顕在化しないようにベストコンディションで戦える場の雰囲気を整えてくれたこと、プレー面でもどの様な境遇、立場におかれても、その与えられた役割をしっかり理解して、満身創痍の状態にありながらも最後のひと絞りまで役割を全うし続ける姿はチームメンバーに対して大きな力となりました。
特に2019₋20シーズンの東地区優勝は、前半戦での岳の奮闘なくしては勝ち取れなかったものだとアルバルク東京を知る誰もが感じているシーズンの大きなハイライトであったと思います。また、正中岳城と言えば、バスケットボールファンであれば誰もが知っているスピーチの達人!!
その中でもB.LEAGUE開幕第一戦でのスピーチは、代々木第一体育館を埋め尽くした約1万人のファンの皆さんのみならず、各種メディアを通して聞かれた全ての方々を感動させ後世に語り継がれる素晴らしいものだったと思います。
いつも、岳のスピーチには支えてくれる方々への感謝と応援してくれる方々と一緒に高みを目指して行こうというファンとクラブが一つになって歩んで行きたいとの意思が込められています。
2019₋20シーズンを最後に引退し、B.LEAGUEのコートでその雄姿を見ることはできなくなりますが、そのイズムはしっかりとアルバルク東京のクラブに、そしてファンの皆さんの中に根付いていると思います。これまでありがとう、そしてお疲れさまでした。
◆ルカ・パヴィチェヴィッチHCコメント
正中選手はトヨタアルバルク時代からアルバルク一筋でここまでキャリアを積み上げ、全速力でチームを牽引してきました。バスケットへ対して一途な気持ちで取り組む姿勢は歴代のコーチやチームメート、トヨタ自動車の関係者もご存じだと思います。
私がHCとして過去3年間に、構築しようとしてきたアルバルク東京の文化やチームスタイルを彼はキャプテンとして理解し、行動で支えてくれました。彼の性格と人間性が素晴らしいのはもちろんの事、バスケットのクオリティーも高く、決して自分自身に妥協をせず熱心にバスケットと向き合っていました。常にチームを最優先し全てを尽くした結果、2連覇とアジアチャンピオンズCUP優勝に大きく貢献してくれました。
彼の引退は彼の存在とリーダーシップに頼っていたチームメートだけではなく、関わってこられた全ての方々に惜しまれ、心に残るはずです。トヨタ自動車でのセカンドキャリアに今までの経験を活かして成功を祈っています。
将来またアルバルク東京へ戻る機会がありましたら、何かしらの形でバスケットに関わり 日本のバスケットボール界をサポートしてくれる事を願っています。